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北海道民医連新聞

友の会活動あらかると

座談会「全国共同組織活動交流集会」に参加して
2007-10-20 15:24

「秋の大運動」飛躍の力に

 9 月30 日? 10 月1 日、長野県松本市で全日本民医連第9 回共同組織活動交流集会が開催されました。北海道から参加した72 人を代表して4 人の参加者に集会の熱気を伝えてもらい、今後の友の会活動の抱負などについて語り合ってもらいました。 

今回の集会には全国から2千人が参加しましたが、参加されての感想からお聴かせください。


菅野 第1回の交流集会は1991年に熱海市で292人の参加で開催されたそうです。今回は地方都市での開催にもかかわらず2千人を超える参加者で、共同組織の広がりと前進を示した集会だったと感じています。私は4年前の東京で開かれた交流集会が初めての参加でした。メインテーマは「安心して住み続けられるまちづくり」でしたが、その時は「まちづくり」のイメージが良く理解できませんでした。今回も「まちづくり」分科会に参加しましたが、参加者も多く、演題の    2000人の熱気に溢れた全体会場=10月1日長野県松本市  報告も多彩で、友の会の水準も大きく前進していることを実感しました。
岩井  私も共同組織の活動が着実に広がっていることを感じました。参考にしたい活動をたくさん聴けて、お土産をいっぱいもらったような気持ちです。
神田  全国の交流集会は初めての参加です。現役時代に何回か参加した自治労連の「自治研究集会」はハードなものでしたが、この交流集会は共同組織という性格もあってか、本当に「交流」という雰囲気でしたね。
今野 12年ぶりの参加でしたが、この交流会の積み重ねが各地のすぐれた活動を全国に普及する役割を果たしてきていることを実感しました。北海道の友の会活動もこの12年間で内容が豊かになり、全国に誇れる活動も生まれ、参加者の確信になったと思います。

分科会では活動が多彩に広がっていることが示されました。どんなことが印象に残りましたか。

菅野  「共同組織強化について」の分科会に参加しました。北海道勤医協は10万人を超える友の会員がいますが、苫小牧友の会は2005年に1万人を超え、引き続き増えています。1万人を超えた友の会に対応する組織体制づくりが苫小牧の課題と考えていましたが、分科会の報告や発言を聴くと、私と思いを同じくする方もいて大変参考になりました。支部を中学校区から小学校区に分割した経験や、支部・班活動と担い手づくりなど、いつも私達が悩んでいることでした。 
 医療生協の職員の発言でしたが、「署名行動や地域訪問は民医連の職員であれば当然のこと、給料にその分も入っている、午後の休診に地域に出ることが当たり前で、職場でもそれを支える雰囲気、体制が出来ている」とのことでした。多くの職員の参考になる発言だと思いました。
岩井  私の参加した「まちづくり」の分科会は参加者が多く、5会場に分かれて行われました。高齢者の居場所づくりが様々な形で各地で実践されています。まちなみマップ・助け合いマップづくりも大切な活動と感じました。千葉の友の会から何でも相談活動の冊子が紹介されましたが、参考にして是非とりくんでみたいと思いました。
神田  私は「介護・国保・医療制度改善と自治体交渉」の分科会で、根室市立病院の問題について発表しました。医師不足問題に関する発表があまりなかったので注目されました。時間の制約があり、根室の抱える特殊性や、市民ぐるみの運動になった医師確保の取り組みのリアルな内容、今後の問題として政府がようやく「医大の入学定数増」を打ち出したが本質的には医療費削減のために医師養成数の抑制を続けようとしていることなど、全国の仲間に十分伝えられないもどかしさがありました。発表時間と討議時間がもう少しあれば良かったと感じましたね。
今野  「夢を実現する事業活動」の分科会では、事業所づくりの他、医師や職員が共同組織とともに地域の中で育ちあう民医連の人づくりの取り組みなどが豊かに報告されました。 
 大阪・西淀川の地域訪問で診療所移転新築の資金を集め、開院後も診療所の中で友の会が喫茶店や売店を運営し、患者サービスの向上に一役かっている経験、千葉の「私たちの夢は、今まで社会のために頑張ってきた先輩たちが入所でき、友の会活動やいつでも元気を読んで、住民が主人公になる施設づくりが目標」という特別養護老人ホームづくりに共感しました。また岩手の29カ月連続1千万円以上の増資運動、高校生の1日医師体験に組合員も関わり、医大合格時には合格者全員に組合員から「りんごの苗木」を送り「自分たちの病院でともに医療活動を行おう」とメッセージを送り続けている活動が印象的でした。「医療生協の職員はどうしてこんなに明るいの」と評判で、職員の奮闘ぶりが組合員の信頼につながっています。私たちの運動が常に地域や友の会からたくさんの元気をもらっていること、そして、自分たちの事業所が地域に守られていることをあらためて自覚し、職員が明るく笑顔で働いていることが大切だと感じました。

全体会はリレートークと海老名香葉子さんの講演が大好評でしたね。

菅野  私達と同じ思いで活動されている生協組合員・友の会員が2千人以上も集まり、日頃の自分たちの活動について全国的な視野で点検・見直す機会でした。
リレートークでは十勝勤医協友の会の石沢英子さんが最初の発言にもかかわらず「要介護認定者障害者控除のとりくみ」について実に落ち着いて分かりやすく話され、その教訓として話された自治体関係者との共同・諸団体との連携など、まちづくり活動の共通の視点として重要な指摘でした。
 海老名さんのお話には涙が出てとまりませんでした。「戦禍に残された一つの命」海老名さんの平和・戦争に対する思いが胸に迫るお話でした。
岩井  私も海老名さんのお話に感動しました。落語家のような語り口に人を愛するあったかい人柄を感じました。戦争で大切な人を亡くした悲しい経験を、時には声を詰まらせながらも、はっきりした口調で絶対に戦争は起こしてならないと語られ、聴く人全てに感銘を与えたと思います。

最後に交流集会の成果を「共同組織月間」や各地の友の会活動にどう生かしていくか、ひとことずつお願いします。

菅野  参加された方はそれぞれの分科会の報告を聞いて、自分たちの友の会の将来像を描いたり、ただちに取り組みたい話が沢山あったはずです。それが交流集会の魅力であり大きな宝です。交流集会の成果を自分だけのものにしておくのはもったいないことです。各地の友の会での報告にとどまらず、複数で参加した友の会ではお互いに感想を出し合いながら自分たちの友の会活動を見つめなおし、全国の教訓的な取り組みに少しでも近づく努力をしたい、そういう思いを強くした交流集会でした。
岩井  道南では「スタート月間」の成果を交流集会に持ち寄ろうという呼びかけに応えて、参加者が友の会員・「いつでも元気」の拡大に頑張って松本に行ったのですよ。集会では感動を共にし、たくさんのエネルギーをもらいました。これをみんなに伝えて、「月間」目標達成の力にしていきたいと思っています。
神田  後期高齢者医療制度は、政府が一部方向転換したとはいえ、大変な状況を作り出すと思います。根室では、後期高齢者医療制度や特定健診について、支部の役員の理解も不十分だと思いますし、行政も問題点を把握しているとは思えません。友の会員はニュースなどで若干知識はあるとしても、一般市民はほとんど何も知らない状況だと思います。今後役員会で学習を深め、会員や市民に問題点を知らせ、行政に働きかけていく取り組みが重要だと考えています。この取り組みをすすめていく中で、友の会員拡大にも結び付けたいと思っています。
今野  「障害者控除の取り組み」「水道給水停止問題」「後期高齢者医療制度のたたかい」「大腸がん検診」など、十勝からの報告には大きな反響があり、参加者は自信と確信をもって帰路につきました。交流集会から持ち帰った「感動」「元気」「勇気」を友の会や職員に伝え、秋の大運動を大きく前進させようと頑張っています。
 
十勝では自治体請願活動や老人クラブへの申し入れ、地域での署名・街頭宣伝活動など、友の会と職員が共同して、いち早く後期高齢者医療制度の撤回・中止を求める運動を旺盛に展開しています。一方で、医療現場からの悲惨な事例報告はあとをたちません。最後のよりどころとしての民医連の取り組みが今ほど求められている時はありません。友の会と職員が力をあわせ、地域に足をふみだし地域住民の命と健康、生活と受療権を守る取り組みを大きく前進させたいと思います。
 
いま、全道各地の友の会員と職員が秋のたたかいと「共同組織月間」に奮闘しているところですが、それを大いに励ます座談会になりました。有り難うございました。


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