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北海道民医連新聞

民医連看護が輝くとき

家庭的環境 柔軟な対応
2007-12-29 15:57

 昨年10月にオープンした旭山なかまの家(株式会社えみな福祉企画)は、小規模多機能施設です。名前の通り、旭山動物園通りにあります。
 
 小規模多機能施設は、2006年の介護保険法「改正」で登場しました。地域に密着し、小規模定員で行われるお泊まり(ショートステイ)、通い(デイサービス)、訪門(ヘルパー)などの介護機能をもった、「高齢者の第2の家」です。
 
 小規模多機能施設は、「馴染みの関係」を重視した施設です。通常のデイケアやデイサービスは30人、40人定員で行われますが、旭山なかまの家は、登録者12人(利用定員24人)、通所は1日8人前後です。「馴染みの関係」をつくるには定員は9人程度が望ましいと言われています。
 
 お泊まりも1日1人から2人(定員4人)。通所に来ない方には訪問介護が行われます。
 
 

 地域密着型施設が目標ですが、かたくりの郷や一条ケアセンターから移ってきた人など、市内各所から利用者が登録されています。
通いを中心としながら、緊急時・必要時に泊まりや訪問を組み合わせて利用できることが大きな魅力になっています。
 
 家庭的な環境なので、環境の変化の影響を受けやすい認知症高齢者も安心して生活できます。利用者や家族の都合によって夜7時頃までナイトケア的な介護も提供されます。
 
 少人数なのでケアスタッフもこまめな対応ができ、利用者同士のコミュニケーション(生活刺激)も促進され、人間関係が豊かになって、会話や笑顔が増えているそうです。
 
 スタッフの長谷部光子さんは老健施設かたくりの郷から移ってきました。利用者さんと職員のつながりが深く、寄りそう介護が出来ます。ただ、リハビリは十分できないのでレクリエーションなどで体を動かすように気をつけています」と語ります。
 
 相談員でホーム長の荒康一さんは、「春になったら旭山公園や動物園、近くの公園などに出かけたい」と話します。
 
 
 12月19日にはクリスマス会をしました。歌を歌い、利用者のピアノ演奏、スタッフの手品や歌合戦で盛り上がり、職員が扮するサンタクロースが利用者にプレゼントを手渡しました。ケーキづくりもしました。荒さんは「利用者さんに喜んでもらえる行事を大事にしたい」と話します。
 
 友の会からボランティア協力も募っています。
 
 12月はじめには、なかまの家がある豊岡地域の友の会員が見学に来ました。
 
 小規模多機能施設運営の苦労は、ケアマネージメントを行っても報酬は包括されることです。荒さんは、「利用者にとっては、お泊まりも通いも訪問も全て月額定額ですから介護保険でそれぞれのサービスを利用するより利用料は少なくてすみます。逆に施設側の負担は増えます。緊急時に備え、泊まりがなくても当直を置かなければなりません。介護報酬の改善も必要です」と指摘します。(清水建夫・県連事務局)
のどかで豊かな時間がゆったりと流れます

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