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北海道民医連新聞

いきいき医学生!

めざせ医療人
2008-10-03 14:37

中病職員が情熱的に呼びかけ


北海道札幌旭丘高校の「進路探求学習ゼミナール」に北海道勤医協中央病院の研修医6人、看護師3人、薬剤師1人が招かれ、8月27日、2年生80人に「命を守る仕事」の魅力を情熱的に語りかけました。
進路指導の公式行事にこれほど多くの職員が招かれたのは、北海道民医連では初めて。  (渋谷真樹・県連事務局) 

自分の経験と重ね合わせて

 「特に夢もないまま高校で3年間をすごし、進路希望を聞かれるのがプレッシャーだった」と話しはじめた研修医の佐藤健太さん。
「働くならやりがいのある仕事を」と探していた時、好きな女の子から「ケンちゃんは医者が似合うよ」と言われて医学部に進んだと告白し、教室は大きな笑いに包まれました。
 「自分の専門外だからと患者を断るのは医師の側の理屈。オールマイティーに診られる医師になりたい」という佐藤さん。
地域密着型の小さな病院で実習し、そこで大学の専門医とならぶ実力をもった志の高い医師と出会ったことが「総合診療医」をめざすきっかけになったと語りました。
 最初は緊張して照れくさそうにうつむいていた生徒たちも「何人もの人との出会いの中で、自分の道が定まった」と情熱的に話す佐藤さんを食い入るように見つめ、「固い話でなくわかりやすく、医師の本音だったので引きつけられた」と目を輝かせました。
 「医師は休みがまったくないと思っていた」と、過酷な労働を心配していた生徒は「少しは休日があると聞いて安心した」。
「医者になるのは絶対に無理とあきらめていたが、話を聞いてめざしてみようかなと思った」と述べる生徒も。

やさしい気持ちがあれば大丈夫

 柳川真伊さん(看護師)は同校の出身。
 患者さんの体調を毎日観察し、生活の支援、食事、排泄の援助のほか、他職種との打ち合わせなど、患者さんからは見えないところでも医療現場を支えている看護師の仕事を紹介しました。
 「患者さんにとって看護師は一番近い存在。じっくり話を聞いて、患者さんの思いに寄り添うことを常に心がけています」
 看護師を目指している我妻佳奈さんが「看護体験をしたとき半日だけで足がパンパンになった。体力がないとダメですか?」と質問。
柳川さんは「夜勤があるから、ある程度の体力は必要だけれど、一番大切なのは優しい気持ちです」。
後輩をまっすぐ見つめて明るく答える柳川さんに、笑顔でうなずき返す我妻さん。
柳川さんは「高校2年生で将来を考えるのは難しいと思うけれど、今日の話を少しでも参考にしてもらえたらうれしい」と後輩たちに期待しました。
 別のグループで話した中村祥子さん(医師)は、「みんな素直でとても可愛らしかった。大勢の場では意見を言えない人が多かったけれど、すごく熱いハートを持っていて、自分にとっても刺激になった。講師に呼んでもらって良かった」と話していました。

職員も成長する機会に

今回の講演は、中央病院が「高校生1日医師体験」のお誘いのために同校を訪れたのがきっかけで実現しました。
小中学生を対象にした進路探求・医師講座が稚内で成功を収めたことを紹介すると、「ぜひ我が校でも」と要請されました。 
 中央病院の医学生委員会はプロジェクトチームをつくり、?生徒にとって進路選択の羅針盤になるような内容、?講師になる職員も成長する機会に、?地域の公教育に関わり、医師不足克服など地域づくりをともに担うきっかけに、?中央病院の魅力をアピールし、学校、生徒と今後の関わりをつくる、ことなどを目標に準備を重ねてきました。
  同病院医学生室の今野聡さん(事務)は「稚内では今年も11月に2回目の進路探求・医師講座が開かれます。
地域に飛び出して医師不足を解消する力になりたい」と話していました。

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