現場から

全国のSDHの経験から学ぶ

2024年8月23日

全日本民医連 糖尿病シンポジウムin大阪 勤医協中央病院から4人

全日本民医連 糖尿病シンポジウムin大阪 勤医協中央病院から4人

 7月26~27日、「全日本民医連糖尿病シンポジウムin大阪」が大阪市内で開催され、全国から230人が参加しました。

 今回のテーマはSDH(健康の社会的決定要因)です。基調講演は京都大学の近藤尚己教授による「実践!SDH診療―糖尿病を例に」と、京都府立医科大学の福井道明教授による特別講演「糖尿病食事療法Up To Date―皆様の健康と幸せを願って」がおこなわれました。また、89の一般演題とワークショップ5セッションで交流しました。

 勤医協中央病院から医師、看護師、管理栄養士、ソーシャルワーカーそれぞれ1人ずつ参加し、「糖尿病性足病変」「療養困難事例、腎症重症化予防プログラム」「チームで支えた無料低額診療」の4演題を発表しました。そのうち3題が座長賞、うち1題が最優秀演題に選ばれ、実行委員長賞を受賞しました。

 患者さんを前にしたとき病態の把握だけでなく、SDHについても深い背景の洞察が大事であることを学びました。気温36度の猛暑の中でしたが、それを上回る全国の仲間たちの熱気を感じました。(勤医協中央病院医師・伊古田明美)

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