現場から
健康まつり賑やかに
勤医協中央病院50周年・東健康友の会30周年記念 健康まつり開催
勤医協中央病院50周年・東健康友の会30周年記念 健康まつり開催

9月27日、勤医協中央病院で「ふれあい健康まつり」が開催され、病院の開設50周年と東健康友の会設立30周年を記念して、多彩な催しと講演がおこなわれました。
玄関前では友の会によるバザーやジャンボリーのじゃんけん大会があり、各病棟やセクションが飲料や洋菓子、豚汁などを販売。特設ステージでは地域のけん玉クラブのパフォーマンスや丘珠高校吹奏楽部の演奏が披露され、会場は終始にぎわいました。
外来ラウンジでは、勤医協札幌病院の西岡利泰副院長が講演。「産婦人科と小児科の移転による地域の可能性~地域とともに何ができるか」と題し、来年4月に両科が札幌病院から中央病院に移転することを説明しました。西岡医師は、産婦人科と小児科それぞれの役割や特徴的な事例を紹介し、患者支援の際に重要となるSRHR(性と生殖に関する健康と権利)の視点を広めたいと強調。地域と連携したとりくみをすすめる意義を語りました。
「9条の碑」建設へ
続いて、戦後80年・被爆80年の節目に「9条の碑」建設運動をすすめている東健康友の会の近藤良明さんが講演。憲法制定の経緯や重要性を語り、民医連綱領が憲法の理念に基づいていることを紹介しました。
また、集団的自衛権の容認や「戦争法」の制定など、憲法をめぐる状況の変化にふれ、憲法9条を守る運動を広げようと今年3月に「9条の碑」建設実行委員会を設立した経緯を報告。道内の碑を見学し、デザインや設置場所を検討してきました。
碑のデザインは「9条を子どもたち・未来につなぐ」「9条を世界に広げ、平和を支える」をコンセプトにしたものです。近藤さんは、中央病院の敷地内に建設すること、9月27日から着工が始まったことを報告しました。
11月3日午前10時から中央病院2階みなくるで完成セレモニーが開かれます。建設費用の目標250万円のうち、なお70万円が不足しており、会では募金の協力を呼びかけています。