ムーヴメント
地域にひろがる居場所づくり
札幌市東区に誕生
ほっと元気ふしこ
札幌市東区に誕生
ほっと元気ふしこ
地域の高齢者が安心して集える居場所「ほっと元気ふしこ」が7月26日、札幌市東区にオープンしました。毎週木曜日の2時30分~3時30分、勤医協リハビリデイサービス元気と勤医協伏古10条クリニック(第4週のみ)を会場におこなわれています。
8月23日、伏古10条クリニックでの「ほっと元気ふしこ」には、20人が参加。最高齢は93歳の男性です。「肺炎予防ワクチン」をテーマに講演した伊志嶺篤院長は「高齢者の肺炎は予防が大事、口腔ケアなど対策しましょう」と話しました。
佐々木真紀看護主任が脳トレーニングをしました。指示された指を立てる「指体操」は複雑な動きになるとなかなか難しく、うまく動かせない自分の指に思わず笑ってしまいます。
2枚のイラストの違いを探す「まちがいさがし」は、男女別のチームになって競いました。はじめは女性チームがリードしていましたが、男性陣も頑張って追い上げ、楽しい脳トレーニングとなりました。
「ほっと元気ふしこ」をつくったのは、患者さんや地域の高齢化を感じた10条クリニックの職員が、「地域に誰でも気軽に立ち寄れる居場所をつくりたい」という声をあげたことがきっかけです。地域のさまざまな事業所に呼びかけて、札幌市東区の6つの民医連事業所と東区第二地域包括支援センター、介護予防センター伏古本町との共同で実行委員会をつくりました。
勤医協リハビリデイサービス元気を会場にした体操も好評です。運営スタッフは、「歩行器で参加した方が帰りには見違えるように足腰の動きが良くなりました。楽しい雰囲気の中で効果があるのでやりがいがあります」と話します。地域包括支援センターのスタッフは、「医療機関や介護事業所が協力したとりくみは大切だと実感しています。できるかぎり協力して発展させたい」と話します。