ムーヴメント
生きやすい社会へ
北海道勤医協・福祉会の職員有志
さっぽろ レインボー・プライドに参加
北海道勤医協・福祉会の職員有志
さっぽろ レインボー・プライドに参加
「さっぽろレインボープライド」(同実行委員会主催)は1996年に前身のイベントが始まり、今回で24回目。2日間、札幌南1条通を歩行者天国にして、ステージ企画や市民団体・企業によるPRやグッズ販売がおこなわれ、3万人が来場しました。 ▶動画を視聴する
これまでは職員が個人として参加していましたが、ブースを出して積極的にこの運動に関わりたいという声が上がり、勤医協中央病院のSOGIEソジープロジェクトや札幌病院LGBTQチームの有志が呼びかけて、はじめてブースの出展が実現しました。
当日は40人以上の職員が参加し、無差別・平等をめざす勤医協のとりくみを紹介しました。また、医療相談会や血圧測定を実施し、無料低額診療の案内が入ったティッシュ1000個を配布しました。医療相談コーナーには5人が訪れ、「妻が入院しているが、いくらかかるか心配」「無低はどんな人が利用できるのか」などの相談が寄せられました。以前勤医協で働いていた方がブースに立ち寄り、LGBTQチームができたことを喜んでいました。
参加した職員は「ブースを出すことができて良かった。とても良い雰囲気で楽しかった」「医療機関としては唯一のブースだったので、これからもこの機会を大切にしていきたい」と話しました。
2日目は、1000人が札幌中心街約3キロをパレードしました。参加者は笑顔で手を振り、「ハッピープライド」「結婚の自由を」と元気にコール。沿道の市民や観光客も手を振ってパレードを応援する姿もみられ、テレビのニュース番組でも大きく報道されました。
「こんなに明るくて楽しくて元気になれるパレードは初めて。私たちがやっているデモもこのような形でアピールしたい」「このイベントを通じてあらためて人権について学び、当事者が生きやすい社会をつくっていきたいと思った」「賑やかなパレードの様子をたくさんの人に伝えて、来年はもっと多くの職員や友人を誘いたい」と、参加した職員はさっそく来年の参加に向けて計画をすすめています。
LGBTQなど性的少数者に対する差別解消や、一人ひとりの個性を認めあう社会の実現を訴えるイベント「さっぽろレインボープライド」が9月14~15日に札幌市で開催されました。北海道勤医協と勤医協福祉会の職員有志が初めてブースを出して無料低額診療などをアピールしました。(渋谷真樹・県連事務局)