ムーヴメント
災害・公害の経験を学んで
2024年11月8日
全日本民医連 看護介護活動研究交流集会ひらく
全日本民医連 看護介護活動研究交流集会ひらく
10月27~28日、熊本県の熊本城ホールで「全日本民医連看護介護活動研究交流集会」が開催され、全国から700人が参加。北海道の5法人からは19演題が発表されました。
初日には、元熊本民医連会長の板井八重子さんが「看護介護とどう出会ったか~50年の医師生活の中で」をテーマに記念講演をおこないました。
板井さんは、東京で医師として研修を始めて3年目に水俣診療所に勤務し、水俣病の公害診療にとりくんだ経験について話しました。また、看護・介護との出会いや自身の介護経験も紹介し、「在宅ケアを普及させるために、多くの方とつながりましょう」と呼びかけました。
現地文化企画として、劇団天然木による演劇「小さな水俣展」が上演され、水俣で起こっていたこと、現在も続いていることが歌や語りで表現されました。水俣の現実と向き合える感動的な内容でした。
5つのセミナーも開催され、「困ったところに民医連あり」のセッションでは、能登半島地震への支援報告や、勤医協中央病院からは北海道胆振東部地震の経験報告がありました。全国の民医連による災害対応の経験を学び、共に考える機会となりました。
民医連の看護介護について多くを学びました。また、ライトアップされた熊本城も見ることができ、リフレッシュになりました。(浜谷綾子・北海道勤医協)