ムーヴメント
地域連携でいのちをつなぐ
「空知民医連事業所医療介護実践交流会」を開催
「空知民医連事業所医療介護実践交流会」を開催
3月7日、空知介護医療センターを会場に「空知民医連事業所医療介護実践交流会」を開催。職員、社員、友の会員などオンライン含め、24人が参加しました。
高齢化が進む空知地域で安心して住み続けられるまちづくりをすすめようと、北海道勤医協と勤医協福祉会の3つの事業所が共同して2016年から「空知介護医療センター」として活動しています。今回は「空知地域の在宅医療介護の連携~独居や認知症があっても安心して住み続けられるために」をテーマに、記念講演と各事業所の実践報告がおなわれました。
あかびら市立病院訪問看護ステーション「えなが」の管理者・釜萢由美子さんが講演し、ステーション設立の経緯や、医療・行政機関との連携の実践、今後の課題について話しました。
参加者からは「連携強化や情報共有が大切だと学んだ」「利用者や家族にとって訪問看護があることは心強いと思う」「連携・相談をしていきたい」「行政機関との連携の実践は学びになった」などの感想が寄せられました。
実践報告では、介護者の意識を変えるために根気強く関わり続けた事例、医療者に対するハラスメントに立ち向かった事例、フードバンクで困窮者を医療につなげた事例などが発表されました。
感想文には、「その人らしさに寄り添う実践と困難さがどの事例でも垣間見えた」「どの事例も考えさせられ、様々な連携が一人ひとりを支えていることがわかった」などの声が寄せられています。
今回、3人のあかびら市立病院の職員が参加して実践報告を聞きました。空知の医療介護の連携をより一層強めるために大きな意味を持つと思います。安心して住み続けられるまちづくりを実践するために、様々な機関との関係づくりや実践の振り返りをしていきたいです。(北海道勤医協空知介護医療センター事務局長・石﨑冴理)