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2025年3月28日

勤医協福祉会 平和社保委・青年JB
平和考える長沼見学ツアー

勤医協福祉会 平和社保委・青年JB
平和考える長沼見学ツアー

 3月21日、勤医協福祉会平和社保委員会とジャンボリー委員会の共催で「被爆80年平和を考える長沼見学ツアー」が開催され、15人の職員が参加。長沼裁判の関連地などをめぐりながら平和と歴史を学びました。(岸上利光・県連事務局)


 昨年5月に勤医協福祉会平和アクションプランのとりくみで、「沖縄の基地問題を学ぶ平和学習会」を開催しました。もっと学びたいと職員から要望があり、日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことを機に、今回の平和を学ぶフィールドワークを企画しました。


 はじめにノーモア・ヒバクシャ会館(札幌市白石区)で、北海道被爆者協会事務局次長の北明邦雄さんから、協会の発足からノーモアヒバクシャ会館建設運動の歴史、道内の被爆者のたたかいについての講演を聞きました。また、広島県で5歳の時に被爆した金子廣子さんから被爆体験を聞き、会館に展示されている原爆資料を見学しました。参加した職員は、「ノーモア・ヒバクシャ会館は家の近所でしたが、入るのは初めて。展示資料は生々しく、原爆の恐ろしさを感じました。もっと学んでいきたい」と感想を話しました。


 航空自衛隊の長沼分屯基地ゲート前に移動し、長沼町の薮田亨町議(日本共産党)から、「長沼ナイキ事件」(自衛隊のミサイル基地建設反対運動)の概要を聞きました。

 長沼町はかつて、たびたび河川が氾濫し、田畑や家屋が水浸しになりました。そこで町民たちは馬追山の保安林を育て、大切に守ってきました。しかし1969年、航空自衛隊のナイキJ地対空ミサイル基地を建設する計画が出されました。

 住民たちは洪水の危険性を理由に「保安林を守れ」「命を脅かす自衛隊は違憲」と主張し、札幌地方裁判所に行政訴訟をおこしました。

 札幌地裁の第一審では、初めて「自衛隊は違憲」とする判決を下し、原告である住民の主張を認めました。また、基地建設は平和的生存権を侵害するおそれがあると指摘しました。

 藪田さんは、「判決から52年が経った今、政府は『戦争する国づくり』を進めています。この流れを許してはなりません。みなさんの運動で阻止しましょう」と呼びかけました。

 参加者は、「自分たちの土地を守り、平和な生活を続けるために闘ったこと、歴史的な裁判だったことを知りました。難しい話もありましたが、学んで理解を深めていきたい」と感想を寄せました。


 つづいて、憲法9条の碑」の建立予定地や、長沼裁判のたたかいを記念して建てられた農民の碑などを見学しました。

 「野呂栄太郎の碑」の前で薮田さんは、長沼町出身の野呂栄太郎は戦前、反戦を訴え、警察によって弾圧・拷問されて亡くなったことを説明しました。

 参加者は、「野呂栄太郎のことは初めて知りました。命がけで戦争に反対したなんて凄い。もっと知りたい」と感想を話しました。

 札幌に戻り、地下歩行空間でおこなわれている「パレスチナ写真展&チャリティーマーケット」を見学。北海道パレスチナ医療奉仕団や、パレスチナの人々に連帯して行動している「赤い涙プロジェクト」のメンバーと交流しました。

 佐藤直樹平和社保委員長は、「フィールドワークで学んだことを、行動に移すことが大切です。原水禁世界大会への参加、ガザの行動など、自分にできることから行動してほしいと思います」と話しました。

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