ムーヴメント

憲法に根ざした社会へ

2025年5月16日

医療九条の会・北海道が
リレートーク集会を開催

医療九条の会・北海道が
リレートーク集会を開催

 民医連の医師・職員が多く参加する医療九条の会・北海道は憲法記念日の5月3日、札幌中心部の紀伊國屋書店前で恒例のリレートーク集会を開催しました。各界から参加した10人がマイクを握り、平和や人権の大切さを訴えました。

 勤医協福祉会の佐藤直樹さんは、介護保険制度は本来、生存権を保障した憲法25条に根ざした制度であることを強調。「道内で介護事業所の空白地域が広がりつつあり、介護報酬の大幅な引き上げが急務です」と訴え、介護保険制度の拡充を求めました。

 勤医協で看護師をしていた生協九条の会の羽野けい子さんは、小泉政権時代に医療費が大幅に削減され、救急患者の「たらい回し」が社会問題となったことを紹介。「コロナ禍でパンデミックを経験したのに、再び病床削減と医療費抑制が進められています。軍事費を優先し命を後回しにするのではなく、平和を守り、医療・介護の崩壊を防ぐべきです」と訴えました。

 このほか、福原正和医師や弁護士、市民団体の代表が、1時間にわたってスピーチを行いました。司会を務めた勤医協西区歯科の遠藤高広医師は、「来年のリレートークは、少しでもマシな政府のもとで開催できるよう、力を合わせましょう」と呼びかけました。


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