ムーヴメント
医療崩壊の実態伝え
2025年5月30日

緊急国会要請行動 議員150人と懇談
全日本民医連は通常国会開会中の5月14日、4回目の緊急国会要請行動にとりくみ、18県連から120人が参加して、150人の議員と懇談しました。
道民医連からは小内浩事務局長と吉嶋威博理事(北海道勤医協副専務)が参加。道内選出議員に3点を要請しました。(①診療報酬・介護報酬の期中改定と財政支援、②医師不足の解消、③高額療養費負担引き上げの白紙撤回)
直接面会できたのは、衆議院の池田真紀(立憲)、松木謙公(立憲)、臼木秀剛(国民)各議員。深刻化している医療・介護経営と地域医療が守られない実態について池田議員は、「国は(病床削減の補助金に)こんなに申込みがあると思っていなかったと言うが、そもそも予算自体が少なすぎる。地域医療を守る議論を始めたい」とのべました。松木議員は、「医師が足りなくなると厚労省に主張してきた。効率を追求している政治は誤り」と語りました。
吉嶋副専務は「現場の実際を知りたいと要望があった。議員を動かすためにも引き続き努力したい」と感想を語りました。道民医連は全議員に3つの要請書を送付。今後は地元の議員事務所へ各法人・事業所から要請行動にとりくみます。
ナースアクションに
全国から150人
5月20日には、「ナースアクション」として、全国から集まった看護師ら150人が厚労省・文科省交渉と国会請願行動にとりくみました。
参議院議員会館での集会後、北海道からの参加者7人は「看護職員養成と定着のための施策強化」を求めて道内選出の参議院議員10人を訪問。岩渕友議員(共産)は要請内容や現場の実態に共感し、「ともに頑張りましょう」と訪問団を激励しました。