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2025年5月30日
被爆80年目の「平和大行進」
被爆80年目の「平和大行進」

核兵器廃絶と被爆者援護を訴え、広島・長崎をめざして歩く「被爆80年・2025年原水爆禁止国民平和大行進」が5月6日、礼文島を出発しました。17日には札幌市内で「平和大行進」がおこなわれ、6コース約700人が参加しました。
礼文島から東京まで参加する2人の通し行進者は、各地で自治体職員と懇談し、原水禁世界大会や署名への協力を訴えています。東京から参加している渡邉正郎さん(5回目)は、「横田基地を抱える西多摩の仲間と気持ちも思いもひとつに、ガッチリと連帯して元気に行進していきます」と決意をのべました。初参加の三浦コト子さん(愛知県)は、「核なき世界をめざして81日間、東京まで歩きます。子や孫にこの青空を残しましょう。戦争のない世界にしましょう」と訴えました。
17日、札幌北コースのスタート地点には約50人が集まりました。実行委員会を代表してあいさつした岸上利光副実行委員長(道民医連)は、「一部の大国が世界の情勢を左右する時代は終わりにしたい。一人ひとりが声をあげて、世論で平和な世界をつくりましょう」とのべ、行進がスタート。
「核兵器はいらない」「政府は核兵器禁止条約に批准せよ」と元気にシュプレヒコールをあげました。「平和大行進です。核兵器廃絶の声を上げていきましょう」と元気に訴えると、沿道の家や車の中から市民が手を振ってくれる姿も。休憩のために立ち寄った東区・美香保公園などで参加者が次々に合流し、約100人規模の行進になりました。
この日の夕方には、札幌市内6つのコースの参加者が合流し、JR南口広場で集会をおこないました。