ムーヴメント
ケアに満ちた社会づくり
2025年7月25日
全日本民医連 ケアの倫理café オンライン交流会
全日本民医連 ケアの倫理café オンライン交流会
7月9日、全日本民医連による「ケアの倫理カフェ」オンライン交流会が開催され、全国から約300人、北海道からは23人が参加しました。
冒頭、全日本民医連の西村峰子事務局次長がこれまでのとりくみの特徴を紹介し、「各地の実践を交流し、県連や事業所、職場のとりくみに生かしていきましょう」と呼びかけました。
実践報告では、青森・群馬・奈良・山梨・山口・兵庫の各地から多彩な事例が紹介され、学びを深める機会となりました。続いておこなわれた地協別の交流では、参加者が4人程度のグループになり、感想や課題を気軽に語り合いました。「他県連や事業所のとりくみを知りたい」「なぜ今、ケアの倫理を学ぶのか」といった、事前アンケートで寄せられた声にも応える内容となりました。
北海道から参加した田中亜紀さん(県連事務局)は、「群馬では、研修会に参加できなかった法人事業所にも直接説明に赴くなど、だれ一人取り残さないとりくみがされていました。奈良では、開催が難しい職場の状況にも心を寄せ、情報を共有していました。どの報告も素晴らしく、大きな学びになりました」と語り、「これまでの学びを糧に、残りの期間でも、多様性を認め合い、誰もが尊重される社会の実現に向けた議論を深めていきたい」と感想を述べました。
「ケアの倫理カフェ」(民医連新聞号外)は、10月末まで月1回、全7回のシリーズで発行予定。さまざまな声に耳を傾け、「ケアに満ちた社会」の実現に向けた語り合いを、道内各職場でも大いに進めていきましょう。(八重樫典生・県連事務局)