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浦河町 無低患者の調剤薬局での薬剤費負担を4月から助成

2020年4月9日

 勤医協浦河診療所で無料低額診療を利用している患者さんは、診療所の窓口負担は無料か低額の料金ですが、院外薬局では薬代を支払わなければなりませんでした。浦河診療所は町に対して、薬代助成を繰り返し求めていました。
 昨年の11月18日には、浦河診療所の澁谷譲所長、上田弥奈看護師長、岩澤大輝事務長が池田拓町長と懇談し、あらためて薬代補助の必要性を訴えました。池田町長は「深く検討したい」と表明していました。
 こうしたとりくみがついに実を結び、浦河町は「この4月から実施する」と通知しました。また、町内すべての薬局が委任払い制度で対応されることになりました。診療所には早速、患者さんから喜びの声が寄せられています。
 澁谷所長は、「無低の患者さんの薬を変えようと思っても、自己負担が増えることを心配していました。薬代が払えず治療を中断する患者さんもいるので本当に良かった」と喜んでいます。



帯広市でも意見書採択


 帯広市議会の本会議でも薬代助成を求める意見書が3月27日に採択されました。働きかけを続けてきた十勝社保協では、助成の実現をめざしてとりくみを続けることにしています。

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