ムーヴメント

物価高騰の中 安心と繋がりを

2025年11月14日

十勝ブロック 職員と友の会員で信頼の輪を広げる

十勝ブロック 職員と友の会員で信頼の輪を広げる

 友の会組織強化月間の目標達成に向け、最終日まで各地で奮闘が続いています。10月23日、十勝ブロックでは職員7人と友の会員14人が集まり、帯広市内を7グループに分かれて地域訪問に出かけました。

 帯広病院に集合して、訪問の目的と声かけのポイントを確認。白樺医院医事課の三浦紀秋さんは、「転居された方やつながりが弱くなった会員に健診を案内し、未入会の患者さんにも地域医療を守る署名をお願いしましょう」と呼びかけました。

 友の会会長の山本鉄雄さんと西南支部の田中幸枝さん、そして帯広病院医事課職員の山川颯隼さんのグループは、病院近くの西南地域を訪問。この地域は友の会員が多い地域ですが、高齢化や施設への入居などで会員が減少しています。

 今回は、古くからつながりのある未入会の方を訪問。チャイムを鳴らすと、「どうも、わざわざありがとう」と80代の女性が笑顔で迎えてくれました。「去年は健診に行きそびれたので行こうと思う。でも申し込み方法が分からなくて…」と話す女性に、山川さんは健診のパンフレットを渡して案内しました。女性は「こうして顔を出してもらえると安心します」と笑顔を見せ、友の会へのお誘いにも「誘ってくれてありがとう」とその場で入会してくれました。

 多くの方が口をそろえて語るのは、「何でも高くなって冬の灯油代が心配」「野菜も米も年金では買えない」といった物価高への不安です。医療存続を求める署名を呼びかけると、「全国の病院が赤字だなんて知らなかった」と快く署名に応じてくれました。

 この日の地域訪問では37軒を訪問し、19人と対話。友の会に13人が入会し、署名9筆が寄せられました。

 はじめて地域訪問に参加した山川さんは、「対話を通して信頼関係を築くことの大切さに気づきました。とても意義のあるとりくみだと思います」と話しました。

 友の会員の山本さんは、「職員と友の会が一緒になって地域医療を守るとりくみは、民医連の大切な役割のひとつです。職員が一緒だと訪問先の反応も良く、話が弾みます。これからも力を合わせてがんばっていきたい」と話しました。

ムーヴメント地域・友の会