ムーヴメント

現場の気づきと連帯を力に

2026年2月27日

看護の原点と社会的役割を再確認
看護管理者研修会

看護の原点と社会的役割を再確認
看護管理者研修会

 全日本民医連副会長・職員育成部長の川上和美さん(熊本民医連・看護師)を講師に、看護管理者研修会がオンラインで開催され、主任・係長などの看護管理者30人が参加。看護の原点と管理者としての役割を学びあいました。


 冒頭、川上さんは参加者に「なぜ看護師になったのか」「困難な状況のなかでも自分を肯定できているか」と問いかけました。自身の主任時代の葛藤や失敗を振り返りながら、日々の実践のなかで生まれる「気づき」と、その後の「振り返り」のプロセスこそが成長につながると強調。「看護は、人が人に触れるところから始まる。患者との出会いの積み重ねが、『看護とは何か』を教えてくれる」と、実践の一つひとつが看護の本質を形づくると語りました。

 また、主任や係長の立場はチームの中核として大きな期待が寄せられる一方、多忙でストレスも抱えやすいと指摘。悩みを一人で抱え込まず、仲間との対話や支え合いを大切にすることが、管理者自身と組織を守る力になるとのべ、互いに支え合う職場づくりの重要性を訴えました。

 民医連看護の核として示したのは、「患者を生活者としてとらえる」視点です。病院の中だけで完結するのではなく、生活の場に足を運び、その人の背景や社会的条件を理解する姿勢が求められると強調しました。

 さらに、熊本での水俣病の経験や旧優生保護法の問題にふれ、「目の前の患者を救おうとすれば、社会の不条理や政治の問題と無関係ではいられない」とのべました。

 最後に、平和があってこそ看護が成り立つことを忘れず、民医連の連帯を力に、誇りを持って歩んでほしいと呼びかけました。

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