ムーヴメント
私たちの声を防波堤に
2026年3月13日
「スパイ防止法」の本質を学ぶ
「スパイ防止法」の本質を学ぶ
2月28日、札幌市の自治労会館で「スパイ防止法ってなぁに?」と題した学習会が開催されました(スパイ防止法を考える実行委員会主催)。会場には120人が集まり、廊下まであふれました。
日本体育大学の清水雅彦教授(憲法学)の講演で、制定を食い止める市民の役割について学びました。(岸上利光・県連事務局)
清水さんは、現在検討されている「スパイ防止法」の本質について、①「秘密」の範囲が極めて曖昧で、罰則が非常に重い。②警察と自衛隊の連携が強化され、軍事と治安維持の境界がなくなる。③民間企業や大学、メディアで働く人の身辺を調査する、民間人が監視の対象にされるなどの危険性を指摘。また、推進派の背後には、特定の宗教団体や政党の強い働きかけがあることも言及しました。
参加者からは、「『スパイ防止法』という名称では、一般市民を弾圧する恐さが伝わりにくい」として、「国民監視法」「国家秘密法」といった、実態を捉えた言葉で伝えていく工夫が必要などの意見が寄せられました。
かつて安倍政権下では法案提出が見送られ、その後も反対する世論の力で成立を食い止めてきました。清水さんは、「労働組合や市民の運動が不当な法案の防波堤になる。諦めず、粘り強く頑張りましょう」と呼びかけました。