ムーヴメント
「みんなの食堂きらり」オープン 札幌菊水
遊んで 食べて しゃべって
遊んで 食べて しゃべって
子どもたちも大人もいっしょにニコニコ、たくさんの笑顔があふれました。
5月27日、勤医協札幌病院近くの食堂を会場に「みんなの食堂きらり」が初めて開かれ、10人の子どもたちをはじめ、ボランティアや友の会員、地域の人など61人が食事して遊びました。はじめは緊張していた子どもたちもオモチャやゲームに夢中になり、キャッキャとした歓声に包まれました。
栄養たっぷりのカレーライスは子どもたちに大人気。「おかわり!」と、食欲旺盛です。
地域の人も誘って
「子ども食堂」が各地で開かれているニュースをみて、自分たちもとりくみたいと考えていた勤医協在宅の職員らが、札幌病院や勤医協歯科、ひまわり薬局など周辺の事業所に呼びかけ、今年1月から準備してきました。4月14日には学習会を開き(4面に詳細)、参加者にどんな食堂にしたいかを聞き、ボランティアを募りました。
運営委員会では、「『子ども食堂』には貧困のイメージがあり、敬遠されるかもしれない」「子どもだけでなく、地域の人たちが集まれる場にしたい」と声があがり、子ども食堂ではなく「みんなの食堂きらり」として、地域の人や友の会員を誘いました。
チラシをつくり、病院やこども診療所の待合室などに置き、職員が近所をまわってお知らせしてきました。こうして1歳から95歳までの幅広い参加者で賑わうことができました。
チラシをみて子どもと参加した母親は、「たくさん遊んでもらい、楽できて助かりました。また参加したい」と喜びます。「きらり食堂」は毎月1度開催することにしています。
会場設営などを手伝った札幌病院の橋本奈央子さんとボランティア参加の木下美香さんは「すごく楽しかった!もっと子どもたちと話したかった」「次はもっとたくさんの人を呼びたい」と意気込みます。
勤医協在宅の調理師・酒井衛子さんは良いスタートにホッとしつつ、「参加者の相談を聞いたり、宿題を手伝うなどできたらいいですね」と今後の構想を練っています。