読み物

連載 北の息吹

2017年5月25日

118 ウミネコ夫婦

自然案内人 中島宏章


 仲良く連れ添う夫婦のことを「オシドリ夫婦」なんて言いますが、本物のオシドリは決してそうではない…というのは有名な話。じゃあ、何夫婦と言えばいいのでしょう?
 写真はウミネコの夫婦です。右側の少し身体が大きい方がオスです。左がメスで、ちょうどオスに甘えているところです。ウミネコは一夫一妻で、つがい関係は、どちらか一方が死ぬまで一生続くと言われています。これなら、オシドリ夫婦の代わりにウミネコ夫婦が立候補してもよさそうですね!
 ところが実際のウミネコの習性を知ると、少し考えてしまいます。ウミネコのつがい関係は一生続きますが、子育てをしていない時期、つまり秋から冬の季節は、夫婦バラバラで過ごすらしいのです。それって本当に仲が良いと言えるのだろうか?それとも、適度な距離感が仲良しの秘訣なのでしょうか?
 ウミネコはその名の通り、鳴き声が「ミャーオ」とまるで猫の声のようです。


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