読み物

連載 北の息吹

2017年9月14日

125 飛び続ける鳥

オオジシギ

写真家 中島宏章


 1980年代後半、高度経済成長期真っ只中に放映されていた栄養ドリンクのCMで「24時間、戦えますか♪」なんて歌がありました。でもそんなこと、渡り鳥にしてみれば、まったくヘッチャラです。
 写真のオオジシギは毎年はるばるオーストラリアから北海道に渡ってきます。夏を北海道で過ごし、冬になるとオーストラリア(南半球は夏)に戻る渡り鳥です。衛星発信機を用いた最新の研究では、オオジシギが北海道から南半球のニューギニア島まで6日間、どこにも止まらずに飛び続けたとされます。同じシギの仲間のオソリハシシギは、アラスカからオーストラリアまでの約1万2千キロを8日間ぶっ通しで飛んだそうです。信じられない!驚くほかありません!
 もっと凄いのはアマツバメの仲間で、200日間も休まずに飛んでいたそうです!いやはや、自然界に生きている野生動物の凄さを思い知ります。

連載:北の息吹