読み物

連載 北の息吹

2018年6月28日

144 ダンゴムシ

写真家 中島宏章


 誰もが知っているダンゴムシの登場です。ワラジムシとは違い、触ると丸まる姿が何とも可愛らしい虫ですよね。ワラジムシよりもピカピカしていて清潔感があって、丸くなるから面白くて、丈夫だからでしょうか、とにかく子どもたちに人気の虫です。
 ダンゴムシは虫というよりカニやエビと同じ「甲殻類」に属します。海から陸に上がったのがフナムシ。そこから更に陸に上がったのがワラジムシやダンゴムシということになりましょうか。なにせ甲殻類ですから、食糧危機のときにはダンゴムシは食べられるんだ、という説も聞きます。とはいえ、僕は試食しようとは思いませんが。
 ダンゴムシの主な食べ物は落ち葉や小動物の死骸です。時には農作物の新芽なども食べてしまうこともあるようで、毛嫌いしている人もいます。ところが、落ち葉や死骸を食べてくれる分解者でもあり、土を豊かにしてくれる側面もあるんですよね。

連載:北の息吹