読み物

書籍紹介

2018年8月30日

未来の年表2
人口減少日本であなたに起きること
河合 雅司 著

 昨年11月に、「あと3年で日本に住む女性の半分は50歳以上になるといわれて納得する人は少ないが、実現確実な未来予測である」という書き出しで「未来の年表」を紹介した。何人かの友人から「あの話は本当なのか」「実感がない」と声をかけられた。
 本書はシリーズ2作目となる。前回は、「日本にこれから起きること」だったが、今回の副題は「あなたに起きること」になり、科学的な予測によって将来起きる身近な事例、暮らしや地域の変化がテーマだ。人口減少のスピードと規模は全国に及ぶ。労働者の減少と地域住民の高齢化で人々の生活は一変する。救急車、消防車などの円滑なサービスは失われ、新聞や荷物の集配など、これまで当然だったサービスが特別に変わる。
 「最近は暮らしづらくなったね」と愚痴をいう近所の人もいない、町内会という言葉も忘れられ、お金のない人は孤独死を選ぶしかない。そんな厳しい現実が間近に迫っている。政治、地域に真剣に対峙しなければならない事態がやって来る。(德)【講談社現代新書910円+税】

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