読み物

連載 北の息吹

2018年10月25日

151 秋の味覚

写真家 中島宏章

 今年はヤマブドウが豊作のようでした。少なくとも札幌の山ではたくさんのヤマブドウが実っていましたよ。ここぞとばかりに、木に登ったり、脚立を用意して収穫しました。そのまま食べても酸っぱくて美味しいけど、ちょっと酸っぱすぎる。
 持って帰ったヤマブドウを選別しつつ房から一粒づつ外して、鍋にドボン。砂糖をドッサリ入れて煮詰めて、こしたら、ヤマブドウジュースの出来上がりです。
 ただ美味しいだけではない、身体の細胞1つ1つが喜んでいるのが分かります。
 クリもたくさん拾いました。クリはそのまま、ただ茹でましょう。クリって、ただ茹でただけなのに、どうしてこんなに美味しいのでしょう。ひとつぶ頬張れば、尋常ではない旨味が広がって、口の中が幸せで満たされます。
 クリはこんなに美味しいから、あれだけのイガで身を守っているのでしょうね。
今年も秋の味覚に恵まれたことを感謝します。

読み物連載:北の息吹