読み物

連載 北の息吹

2018年11月22日

153 カバノアナタケ

 写真家 中島宏章


 ロシアなど寒冷地に育つキノコの一種「カバノアナタケ」は多くの効能があると期待されています。
 日本では北海道で見つかることが多いとされますが、乱獲によって近年は激減しているという話もあります。
 シラカバに寄生して樹液を吸い取って成長するので「シラカバの癌」との異名を持ちますが、私たち人間にとっては抗癌効果の高い食品として注目されています。
 最近では、インフルエンザをはじめとするウイルスへの抑制効果があるという情報もあります。また、あらゆるストレスへの抵抗能力を高める天然ハーブ「アダプトゲン」の1つにあげられています。
 「幻のキノコ」や「森の奇跡」とさえいわれているこのカバノアナタケですが、けっこう山にはあるもんです。僕もたまに見つけては採取したりしていますよ。粉砕してお茶にしますが、味も香りも全くクセはありません。

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