読み物

連載 北の息吹

2019年9月26日

173 ニュークマー3

写真家 中島宏章


 前回の続きで、「今までの常識が通用しない新世代クマには、どうしたら良いのか?」です。
 どうしたら良いか。それは、まるで逃げのような言い方になりますが、「ケース・バイ・ケース」としか表現できません。
 はっきりしているのは、クマの研究者の間でも「こうしたら良い」というはっきりとした回答が出せないということです。クマの性格・周りの状況によって、対応が真逆になることもあるからです。
 では最悪のケース。「もしクマに襲われたら?」。クマが襲ってきたら、とにかく抵抗をしないと生き残れません。死んだふりをすれば助かる、なんてことは今や誰も推奨していません。クマに抵抗するには、クマ撃退スプレー、ナタ。少なくとも、僕たちのようなフィールドワーカーは山に入る時、これらアイテムを携行するようにしています。
 結局、一番の対策は至極当たり前ですが、クマには会わないことですよね…。

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