読み物

書籍紹介

2019年10月10日

成果をあげる力が身につく こどもドラッカーことば
斎藤 孝 監修

 この秋、「ラグビー・ワールドカップ」を通じて日本選手の奮闘とともに、その精神性が感動を生んだ。「自分の後ろには必ず仲間がいる。自分を見ていてくれる。だから自分は前に進むことができる」「仲間の役に立ちたいという『15』の思いがひとつのチームをつくる」。たたかう選手の姿が私たちに見せてくれた哲学だ。ラグビーを見るとき、ひとりの学者を思い出す。
 今日紹介する一冊は、こども向けに書かれた「知の巨人」、ピーター・ドラッカーの名言集だ。経済学・政治学・哲学に多くの影響を与えた名言を子ども向けに訳している。
 「成果はいつも『強み』から生まれる」「お互いの『弱み』を消して『強み』を生かす、それがチームのメリットだ」「やらないことを決めて、『やるべきこと』の順番を決めよう」など。ドラッカーの哲学を子ども目線で考えて理解を深め、大人の世界に生かしていく。組織の中で生きていくことが宿命の私たちが、仲間や課題とどう向き合っていくのか、ドラッカーに聞いてみてはいかがでしょうか。(德)【日本図書センター・1500円+税】

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