読み物

書籍紹介

2019年10月24日

176 ミミどこ?

写真家 中島宏章


 皆さん、この写真の鳥は何か分かりますか?
正解はミミズクです(種名:ワシミミズク)。フクロウかな?と思った方もいるかもしれません。フクロウでも正解です!フクロウ科の中で、頭の上に耳(実はこれは羽角といって、本当の耳ではない)のある種類のことをミミズクと呼ぶのです(例外もあります)。
ミミズクは漢字で「木兎」と書きます。確かに耳が目立って、まるで木にいる兎(ウサギ)のようですもんね。「耳木兎」と書くこともあるようです。フクロウの古名が「ズク」で、耳のあるフクロウだから「ミミ・ズク」となったという説もあります。
彼らの耳は、羽毛に隠れて見えませんが、人間と同じように顔の左右にちゃんと2つあります。2つの耳の位置や形がわずかにズレているため、微妙な音の強弱も分かり、そのおかげで餌のネズミまでの距離が正確に分かると言います。なんでも左右対称が良いという訳ではないんですね。

読み物連載:北の息吹