読み物

書籍紹介

2019年12月12日

仲 紘嗣 著
自分らしく生き、そして逝く
人生100年時代を見すえて

 1971年、北海道勤医協に入職した著者の仲紘嗣医師は、2010年に68歳で特別養護老人ホームかりぷ・あつべつ(かりぷ)に着任しました。
 8年間、特養で医務室長としてたくさんの入居者さんと出会い、医療を通じて関わり、そして最期を看取ってきました。
 「特養は入居者さんが『自分らしく』生活する場であり、医師として高齢者と真摯に向き合ってきたなかで『一人ひとりの生き方』や『本人が望む医療とは』を考えることをせずには適正な対応ができないのではないかと気づかされ、自身の医療観も変わりました」と、その姿勢は謙虚であり、先生の人柄を感じます。施設の医療実践のまとめにとどまることなく、10年もの住民運動のすえ、北海道民医連で初めて設立された特養であるかりぷが、どのような施設なのかがわかりやすく記され、働く職員へのメッセージにもなっています。
 かりぷの医療対応や看取り対応の際に使用している各種資料も掲載されています。民医連で働く医師の思いを読みとってほしい一冊です。(柏)【共同文化社・1000円+税】*書籍の注文は一般書店の他、かりぷでも扱っています。

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