読み物

書籍紹介

2020年1月1日

「私の炭鉱遺産」じん肺患者102人の誇り

芦別平和診療所・患者会共同で出版

 勤医協芦別平和診療所と3つの患者会(かつがせ会、芦労会、建交労札幌労災支部)共同で編集委員会をつくり「私の炭鉱遺産~じん肺患者102人の誇り」を刊行しました。


 1954年に炭鉱労働者を中心とした運動によってできた芦別平和診療所は、65年にわたってじん肺や振動病の労災医療にとりくんできました。この本は、勤医協芦別平和診療所の職員が2017年から2年間にわたってじん肺患者から直接聞きとった「炭鉱労働者の誇り」の記録です。

調査のきっかけ
 芦別平和診療所に転勤してくる職員の中には、じん肺という病気は知っていても、石炭を見たことがない、炭鉱そのものを知らないということが多くなりました。そこで、じん肺の患者さんからお話を聞き、その内容を毎週木曜日の全職種参加のカンファレンスで共有しました。はじめは職員の学習としてのとりくみでしたが、炭鉱の生活、そして炭鉱労働の誇りこそ、「炭鉱遺産」として広く伝えたいと考え、患者会のみなさんの協力を得て出版することにしました。
 国のエネルギー政策の転換により、炭鉱が閉山して約30年になります。旧産炭地の炭鉱労働者の思いや療養生活、家族のこと、地域に支えられてきた民医連診療所のことなどが綴られています。ぜひ多くの方々にお読みいただきたい一冊です。税込1430円。購入希望者は芦別平和診療所までご連絡ください。(片岡桐郎・芦別平和診療所)

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