読み物

書籍紹介

2020年4月9日

ビジネスマンのための法律力養成講座
小宮 一慶 著

 2000年代以降シリーズ化されている、「ビジネスマンのための〇〇養成講座」最新版である。これまで発見力、実行力、読書力など全部で15冊程度出版されている。これまでは経営コンサルタントの肩書をもつ小宮一慶氏の経験から導き出されたビジネスマンに必要な知識のシリーズだったが、今回は、民医連の院所・事業所に働く人にとっても大切な法律知識、コンプライアンスの意義をわかりやすく教えてくれる。
 労働基準法・改正労働基準法では、「働き方改革」の現実的対応の「イロハ」を学ぶ。パワハラ防止法では、 順守の障害要因が「パワハラ、セクハラ、マタハラに見る組織風土」にあり、一人ひとりの職員の意識改革なしに法令は順守されないと説いている。
 かつては意識が低くても許されたであろう、個人情報の取り扱いや著作権法の理解は、組織の存亡に関わる重大な問題であること、グローバル化したSNS時代の中では、「のんきで無知な対応」が社会的糾弾につながることを教えてくれる。法律は「知らなかった」ことが免罪の理由にはならないことを心に刻むべきだ。 (德) 【ディスカバリー携書 1100円+税】

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