読み物

連載 北の息吹

2020年5月21日

186 散歩がてら山菜

写真家 中島宏章


 コロナ禍で外出を減らすため、多くの人が食料品の買い貯め、備蓄を余儀なくされているのではないでしょうか。スーパーなどでは食料品の欠品もあると聞きます。いつも買っているアレが売ってないなんて最悪!ただでさえ暗くて先行きが不安な世の中なのに、ますますブルーになりそう…。でも今は、世界中が大変化の渦中にあります。今まではこうだった、が通用しないのです。
 今までやってきた事に執着するのではなく、今あること、今できることに意識を向けよう、と僕は自分に言い聞かせます。
 近所の散歩でも、注意深く歩けば今までは気にとめなかった自然の恵みに気付くことができます。タランボ、ハリギリ、コシアブラ、ヨブスマソウ、ウド。自分が食べる分だけの恵みをその都度いただきます。
 こういう時こそ、ゆっくりと、ていねいに、自分の足元を見つめながら歩みをすすめていこうと僕は思います。

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