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書籍紹介

2026年7月24日

財務3表一体理解法「管理会計」編 (國貞克則 著)

財務3表一体理解法「管理会計」編 (國貞克則 著)

数字が単なる経営の判断材料ではなく、未来を形づくる力を持っているのだと気づかされる。

「財務3表一体理解法『管理会計』編」は、損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書を単なる報告書ではなく、経営の意思決定を支える一体の仕組みとして捉えることを教えてくれる。

特に印象的だったのは、管理会計が経営を動かすための数字であるという視点だ。数字を分析するだけでなく、どう活かすかを考えることで、経営の方向性がより明確になる。医療介護現場では限られた資源をどう使い、患者・利用者にとってより良いサービスを提供するかという判断に日々直面している。この本の考え方はそうした職場にも通じるものがある。

財務3表のつながりを理解することで、事業所運営の全体像が立体的に見えてくるという考え方は実務にもすぐに応用できる。数字の奥にある人の思いや経営の意志を感じさせるこの本は、管理会計の本質をやさしく伝えてくれる。

最後に、最も心に響いた一文を紹介したい。「管理会計においても、変化や違いからその原因を見極めるには、分析だけでなく、現場に出て、見て、聞いて、感じて、本質を知覚することも必要になるのです」。(斉)【朝日新書・957円】

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