読み物

連載 北の息吹

2020年7月23日

189 アスパラの花

写真家 中島宏章


 アスパラといえば北海道。味も生産量も文句なしで日本一ではないでしょうか。このアスパラ、正式には「アスパラガス」といいます。
 でも、これもアスパラの仲間の総称であって、正式な和名は「オランダキジカクシ」だそうです。名前の通りヨーロッパ原産の野菜で、キジの名は、鳥のキジが由来。アスパラが夏になって伸びきると、キジが隠れてしまうくらいのうっそうとしたブッシュになるから名付けられたのでしょう。
 アスパラって食べ頃を過ぎてしまったら野放図にワシャワシャ伸びまくって、だらしないなあ、なんて、いつも僕は思っていました。ところがです。実はそんなアスパラの花がとっても可愛い。立派に花粉もたっぷりあって、ハチがたくさん訪れます。春には人を楽しませ、次には虫たちを喜ばせるなんて、アスパラって本当に素敵です。メス株の花は、やがて丸くて可愛い赤い実がなるそうです。それも楽しみですねえ。

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