読み物

連載 北の息吹

2020年9月11日

192 寿都のアオバト

写真家 中島宏章


 わが子と寿都の海岸に遊びに行った時のことは、僕にとってはかけがえのない宝物。
 夏、ここの海岸にはアオバトが海水を飲みに群れなして飛んできます。海水からミネラルを摂取しているのです。海水を飲みに来るのはいいけれど、タイミング悪く大波に飲まれて死んでしまうこともあります。
 子どもたちと仰向けになって海にプカプカ浮かんでいたら、突然、高速の物体が飛んできた!なんとアオバトをむんずと鷲づかみにしたハヤブサでした!
 アオバトはそういった危険をおかしてまで海水を飲みに来ている。そこまでして海水を飲みたいか?人間には理解しがたいです。
 でも、予測もできない危険をおかしてまで、ゴミを地下深くに埋めようとしている人類が、アオバトに何を言えましょう。我々は子どもたちの未来のために、真剣に考えていかなければなりませんね。

読み物連載:北の息吹