現場から

暗闇の中 患者に寄り添い

2018年9月13日

中央病院 救急外来に148人
迅速に災害モード発令

病院内に設置した災害対策本部で打ち合わせをする医師たち

 9月6日午前3時8分、胆振地方中東部を震源とする震度7の地震により、全道のほぼ全域が停電。断水などライフラインが途絶えました。札幌市内でも道路が陥没。信号機が消え物流が停止、JRも地下鉄も全便が運行を中止しました。こうした状況にもかかわらず、民医連の病院や診療所、介護事業所の職員たちが地震直後から駆けつけ、患者・利用者の安全のために奔走しました。友の会員も炊き出しなどで職員を支えました。



 勤医協中央病院のある札幌東区は震度6弱を記録。
 午前3時半に仮設本部を立ち上げて災害モードを発令。トリアージ(治療優先度の決定・選別)で救急患者の受け入れと院内の整備をおこないながら職員の安否を確認し、6時半に災害対策本部を設置しました。
 その日の15時には電源が完全に復旧。避難しようと窓から飛び降りて骨折した方など148人が受診。余震の発生や救急患者の受け入れ継続を想定した診療体制を組みました。対応に当たった堺慎医師は、「災害時のシミュレーションをして何度も練習してきたので対策本部機能がうまく動き、職員もよく対応してくれたと思います」と話します。
 中央病院は、田口大医師はじめ4人のチームをむかわ町などの被災地に派遣しました。

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