現場から

「長生きして良かった」

2019年1月1日

10月にOPEN
道東勤医協 看護小規模多機能型 居宅介護すこやか

10月にOPEN
道東勤医協 看護小規模多機能型 居宅介護すこやか

道東勤医協は昨年10月、釧路協立病院の4階フロアーを使って看護小規模多機能型居宅介護すこやか(看多機すこやか)を開設しました。


 「みんな親切にしてくれて、ここは最高です。長生きしてよかった。100歳まで頑張りたいね」と、94歳の菊地正一さんは笑顔をみせます。利用者の家族からも好評です。
 看多機は、介護を必要とする人の在宅生活を支援する介護保険制度のひとつです。とくに医療が必要な方にデイサービス、ショートステイを中心に、訪問看護と訪問介護を提供します。
 料金は定額で、希望日に利用できます。通所時間には制限がなく、24時間365日、自由な時間に送迎を受けられます。
 総括責任者の黒川薫さんは「一人ぐらしの高齢者や夫婦世帯の老々介護、終末期がんの方の『最期まで自宅にいたい』という願いがかなうよう、医療と介護の連携で支える施設をつくりたかった」と話します。
 看多機すこやかは、要介護1~5の介護認定を受け、釧路市内に住民票があり登録された方なら利用できます。現在の登録定員は29人、通いの定員は15人、泊まりの定員は9人です。


宿泊利用者と一緒に


 通所の利用者はデイルームで宿泊している利用者といっしょになって、会話や連想ゲームを楽しみ、口の体操、ストレッチなどをおこないます。その合間に職員の介助で入浴できます。
 昼食休憩後には天気の良い日には外に出て散歩するなど、さまざまなレクリェーションで楽しみます。誕生日会やクリスマス会もおこないます。
 泊まりを利用している方は18時頃に夕食をとり、くつろいだ後は自室へ。夜間は職員が見回ります。医療が必要な利用者には訪問診療、訪問看護をおこないます。訪問介護は、買い物などの生活援助、医療機関への通院同行などをします。


職員もやりがい実感


 通所利用者のご家族からは、「週3回通うようになってから家族のストレスも減り、自分の時間が作れるようになった」と喜ばれています。所長の柏倉真理さん(介護福祉士)は、「職員は一人夜勤など大変だと思いますが、『デイサービスと比べて、より利用者に接することができるので楽しい』とやりがいを感じているようです」といいます。
 利用料は他の介護制度より高くなっています。宿泊代は他の施設より安く抑えていますが、1泊2000円、食事代は3食で1200円です。「経済的に大変な人もこうしたサービスを利用できるように働きかけていきたい」と柏倉さんは話します。(沢野天・県連事務局)

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