現場から

看護師と介護福祉士の協働を深めよう

2019年5月16日

北海道勤医協  ケアプロセス実践交流会

 北海道勤医協は、介護福祉士(CW)が老健、回復期・療養病棟から急性期病棟へ働き場所を広げる中、看護師との連携を密にすることを重視しています。北海道勤医協看護部門のケアの質委員会とケアワーカー委員会は4月20日に「看護と介護が協働し創るケアプロセス実践交流集会」を開催し、CWと看護師62人が交流しました。


 はじめに、ケアの質委員会委員長の伊藤リカさんが「地域包括ケア時代 生活を見据えたケアの質向上をめざした看護と介護の協働を考える」と題して講演。CWが「介護過程(患者・利用者が望む「よりよい生活」の実現を目標に、専門知識を活用した客観的・科学的な思考過程)」教育を強化してきたことなどを紹介し、さまざまな専門職が連携することの必要性を強調しました。
 また、看護師とCWの協働について現状を把握しようとケアの質委員会が昨年おこなった職員へのアンケート調査(231人回答)を紹介。職種間連携の課題が寄せられ、相互理解や対等平等な信頼関係、情報共有が重要といった意見が共通していることを報告しました。
 伊藤さんは、「ケアの質を向上させるうえで患者・利用者を中心にした目標・計画を一致させることが何より大切と」強調し、アンケート結果をふまえて実践的に協働を発展させようと呼びかけました。
 つづいて、中央病院、札幌病院、西区病院、老健柏ヶ丘から事例と経験が紹介されました。札幌病院回復期リハビリ病棟では「自分の力で排泄したい」と願う80代の患者さんのために、看護師とCWが計画を立て、排泄パターンや失禁状況を観察。情報を共有しながら支援することで下着を自分で脱着できるようになった事例を紹介しました。
 事例発表者の意見交換会では、「働く環境によって悩みや困難なことは違うが、患者・利用者さんのためにどうしたらより良いケアが提供できるかを話しあうことが相互理解を深める」などの発言がありました。


「認め合うプロ」を実感


 講演や事例紹介を受け、それぞれの役割をどのように発揮したらいいのかをグループで討論しました。参加者は、「看護師もCWも同じ思いや悩みを抱えていることがわかった」「看護とケアを認めあうプロであることを実感できる内容だった」「これからも『患者さんのために』を共通の目標にしてケアの質を上げていきたい」と感想を寄せました。
(渋谷真樹・県連事務局)


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