現場から

「町民の命と健康を守り続ける」

2019年12月12日

厚労省の「再編統合」に怒り
門別国保病院と懇談

左から、田中総括主幹、森永事務長、小市会長

 厚生労働省は9月に、「再編・統合の議論が必要」として全国424の公的病院を公表しました。道内は54施設が該当し、各地で不安の声が広がっています。道民医連の小市健一会長は12月5日に、統廃合の対象にされた日高町立門別国民健康保険病院を訪ね、森永博幸事務長、田中幸樹総括主幹と懇談しました。
 小市会長は、「今回の発表は機械的な基準に当てはめられたもので、地域住民のいのちと健康を守っている病院の役割を無視する不当な内容。地域の医療を守るために協力していきたい」と呼びかけました。
 森永事務長は、「門別国保病院は町で唯一ベッドを持ち、町内の救急患者は当院に来ます。町の基幹産業である軽種馬農家や門別競馬場など600人もの従業員の健康管理、ケガの対応などもしています。急性期、在宅医療などを展開し、介護施設の入居者が体調を崩した際の受け入れ先にもなっており、すべての町民の健康を守る役割を担っていると自負しています」と語りました。厚労省の公表について、「町長も病院長も怒っています。町長は議会で『門別病院は今まで通り存続させる』と表明していますので、患者さんや職員に動揺はみられていません」と説明しました。
 小市会長は、「JR日高線再開が見通せないなか、大きな病院のある苫小牧への通院は自家用車か送迎がなければ難しい。地域の実状や地域病院の医療機能を知らない国の方策には怒りを感じます。道議会でも慎重に対応すべきとの意見書が上がり、全国の市町村長の会議でも異論が出ているなど、同じ思いの関係者は多いと思います。地域医療を守るために今後も協力させていただきたい」と、懇談への謝意をのべました。

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