現場から

福祉灯油の実現を

2020年3月26日

オホーツク勤医協 「冬季調査」から要望書提出へ

 北見市は灯油代が高騰した2012年度以降、灯油の価格が高止まりしている今冬まで「福祉灯油」を実施していません。オホーツク勤医協は2月20日、北見市に対して「福祉灯油の実施を求める要望書」を提出しました。


 きっかけとなったのは、道民医連でおこなった「冬季高齢者生活実態調査」です。オホーツク勤医協の社保委員会で、訪問調査した職員が事例を報告しました。布団から出ないようにして灯油代を節約している方や、趣味のパズル雑誌を買うことも我慢して灯油代を捻出している方など、所得が少ない中、寒さに震える思いで暮らしている様子がみえてきました。
 「訪問で知った生活の実態を広く伝える役割があるのではないか」と話し合われ、「福祉灯油」の制度についても学びました。8割の自治体で実施しているが、北見市ではおこなっていないことに疑問の声があがり、市に福祉灯油の実施を要望することにしました。
 当日は、訪問調査に参加した北見病院の職員と、日本共産党の熊谷裕市議が市役所を訪ね、高齢者の状況を担当者に伝え、「寒さの厳しい北見市で、誰もが安心して冬を過ごすためにはどうしても福祉灯油の実施が必要」と訴えました。
 対応した保健福祉部の担当者は、「財政的に厳しい」と答えましたが、翌日に電話で「すぐに回答できないが、このような声があったということで検討したい。声を伝えてくれてありがとう」と話してくれました。
 社保委員会では、継続して要請を出すなど、さらにとりくむことにしています。
(鈴木英紀・オホーツク勤医協)

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