現場から
3万人の命つなぎ 再発進
2026年4月24日
産婦人科が閉科 勤医協札幌病院
産婦人科が閉科 勤医協札幌病院
約3万人の出産に携わってきた勤医協札幌病院の産婦人科が、3月末で閉科しました。3月30日には病棟で閉科セレモニーが行われ、地域に果たしてきた役割の重みを改めて共有しました。
セレモニーで上映されたスライド「56年のあゆみ」では、新生児集中治療室(NICU)を守るために「新生児・未熟児医療を守る会」を立ち上げ、署名活動や国会請願を通じて助成制度や診療報酬の改善を実現してきた歴史や、入院助産制度を導入し安心して出産できる体制づくりに力を尽くしてきたとりくみを振り返りました。
また、助産師や産婦人科医、麻酔科医、小児科医らにユニークな賞が贈られました。第二次ベビーブームを支えてきた中佐藤利一医師は、「中央病院に移っても自分らしくいてほしい」とエールを送りました。退職する五十川聡子師長は、さまざまな患者と向き合ってきた経験を語り、職場への感謝を述べました。中央病院から参加した西岡利泰医師は、「大切にしてきたものをこれからも引き継いでいきたい」とのべ、セレモニーを締めくくりました。