現場から

たくさんの応援に感謝

2020年7月9日

勤医協中央病院 6月24日から通常診療
新型コロナ 集団感染が収束

会議室にすべてのメッセージを掲示しています

 勤医協中央病院で5月21日、医師、看護師、入院患者さん17人の新型コロナウイルス感染症が確認され、札幌市保健所と対策本部を設置しました。多くの職員が自宅待機になり、健康観察をしたため診療を制限。感染拡大防止対策をすすめてきました。6月10日から診療の制限を徐々に解除し、6月23日に集団感染の収束を確認。感染対策を強化して6月24日、すべての診療を再開しました。

 

 折出洋子看護部長のコメントを紹介します。

 今年1月下旬から新型コロナウイルスの感染対策をはじめてきましたが、5月に院内感染が発生し、通常の医療機能が発揮できなくなりました。地域の方々や患者さん、関係施設、友の会のみなさんにご心配とご迷惑をおかけしました。
 集団院内感染により、多くの職員の休務が必要となりました。自宅待機になった職員も勤務を続けていた職員も、それぞれの状況で不安に耐えてくれました。3週間、ホテルに宿泊しながら子どもに会えず頑張ってくれた職員もいます。急な勤務の変更も幾度もありましたが、いざというときの団結力の強さと、患者さんを守るという強い思いを改めて感じました。大変な状況の中で職員を支えていただいたご家族のみなさまにも本当に感謝いたします。


声援が大きな励みに


 地域の方々や全道・全国からたくさんの声援や応援物資が届けられ、とても励みになりました。みなさんからいただいたすべてのメッセージを会議室に掲示して職員が読んでいます。あたたかい気持ちがしっかりと伝わってきました。顔を見ることができなくても、たくさんの応援してくれる人がいると実感でき、とても心強かったです。
 救急医療の受け入れがストップしたとき、地域の病院に助けていただきました。
 また、保健所、国立感染症研究所から助言をいただきました。保健所の方には、職員の子どもの保育園への受け入れ相談にも協力していただき、大きな支えになりました。


「理念」を大切に


 まだ予断を許さない状況です。今回の経験から得たものを生かしていかなければならないと感じています。
 今回、私たちの病院はどうあるべきか、地域の中で何が求められているのかを改めて考える機会になりました。困難なときにこそ、私たちの「理念」が大事になってくると思います。民医連綱領に立ち返り、これからの役割を職員で意思統一していきたいと思います。


感染対策を徹底して


 あらためて感染対策マニュアルの整備、防護服の脱着手順などについて、全職員が確実にできるように教育・指導を徹底しながら対応しています。職員全員が「うつらない、うつさない」ことを大事にして実践していく決意です。
 窓口にスクリーンシートを貼り、患者さんへの発熱チェック、面会制限などの感染対策を継続してます。ご不便をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。
 公的な検査体制の充実なども必要ですが、一人ひとりが新型コロナウイルスについて正しい知識をもち、不安、風評被害、感染拡大をなくすように対策し、感染しないことが大切です。
 今回の経験で多くの学びを得ました。みなさんの力もおかりしながら、この難局を乗り越えていけるよう努力してまいります。

 


地域の方も応援
札幌東健康友の会員 吉吞 京子さん


 勤医協中央病院での集団感染がテレビや新聞で報道されて、本当に驚きました。いくら感染予防をしていても、こればかりはわからないものなのですね。
 地域にとって本当に必要な病院です。私たちはいつも感謝しています。職員のみなさんは大変な思いで働いていることと思いますが、どうかお体を大事にして頑張ってくださいね。
 また中央病院で案内のボランティアを再開できる日を楽しみにしています。

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