現場から

「安心して健診を」

2020年11月27日

コロナ禍 企業健診にも影響
西区病院 会社に電話で聞き取り

 勤医協札幌西区病院は、毎年4~6月に約100社から約360人の企業健診を受け入れています。しかし今年は、新型コロナウイルス感染症が広がりはじめた4月から企業健診の受け入れを停止しました。


 7月に健診を再開しましたが、企業からの健診の予約が入りません。「コロナの影響で倒産した企業もあるのかもしれない」と、事務職員から心配する声があがりました。そこで、医事課と総務課の職員17人で、昨年まで同時期に企業健診を受け入れていた39社に電話をかけ、健診の再開を案内。また、コロナ禍による影響や困っていることがないかを聞きました。


 「今年は職場近くの診療所で、簡単な健診だけを受けることにした」「健診担当者がコロナの影響で仕事がなくなり、退職した」「いろいろな仕事の日程がコロナの影響でずれ込み、健診の時期を逃した。まだ日程の調整がついていない」など、大きな影響が出ていることがわかりました。
 「病院に行くことに大きな不安がある」という健診担当者には、体温測定や手指消毒などの感染防止対策をしていることを伝え、あらためて健診を呼びかけました。すると、7社が受けてくれることになりました。
 しかし、中には電話が繋がらず、連絡がとれなくなった企業もありました。詳細はわかりませんが、コロナ禍の影響で仕事がなくなり、休業や倒産に追い込まれている可能性もあります。医事・総務課では、失業して困っている人がすぐ近くにいるかもしれないという意識を持ちながら、日々の業務の中で困窮者に対応できるようにしていきたいと話し合っています。
(勤医協札幌西区病院・医事総務一同)

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