現場から

「地方の活性化 考えたい」 医学生が赤平炭鉱跡を見学

2017年5月25日

 道民医連は、医学部の新入生を対象にした「新歓フィールドワーク」を6~7日に空知で開催し、2人の学生が参加しました。
 1日目は芦別平和診療所の堀毛清史所長による「健康権」の学習講演と診療所を見学。また、「患者さんがよりよい生活を送るためにはどうすれば良いか」をテーマにグループワークをおこない、患者さんの自宅を訪問。本人と家族が話す生い立ちや日常生活を熱心に聞きました。
 2日目は地域視診として、神威診療所や旧住友赤平炭鉱を見学しました。ガイドの案内で立て坑の中に入り、炭鉱の歴史や炭鉱の過酷な労働を学びました。
 参加者は、「病気だけでなく、患者さんの生活背景まで配慮する考え方を初めて知りました」「医療的な面も含めて、地方の活性化についてもっと考えたい」と感想を寄せました。
(中央病院・白川いづみ)

医師・医学生