ムーヴメント

辺野古の海を守れ

2017年5月25日

沖縄・辺野古
全国の民医連職員が沖縄のたたかいに連帯

 沖縄本土復帰45年目の今年、全日本民医連は毎週木曜日を沖縄支援行動の日として、基地建設反対のたたかいに連帯しようと全国の職員が沖縄・辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前でおこなわれている座り込み抗議行動に参加しています。東京や京都、岡山などから14人が参加した18日の行動に北海道民医連から参加した渋谷真樹(県連事務局)が報告します。



 「工事をやめなさい!」「触らないでください!」辺野古に緊迫した声が飛びかい、騒然としました。
 2015年10月に辺野古の海の埋め立て工事承認取り消し請求が取り下げられて以来、滑走路建設が進み、米軍施設ゲートには日に数回、資材を運び込むトラックやミキサー車が往来しています。沖縄の海を守ろうとする人々数十人が工事を少しでも遅らせようとゲート前に座り、体でトラックを止めます。しかし、そこに機動隊員がやってきて、人々の両手両足を抱えて力づくで「撤去」します。
 道路にしがみつき必死で抵抗するものの、数の力には敵いません。「あなたたちは我々じゃなく、米軍を守っていて恥ずかしくないのか!」マスクで顔を覆った機動隊員たちは抗議の声に耳を貸さず、黙々と課せられた命令を遂行します。何を考えながら「作業」しているのでしょう。機動隊の車両にはシーサーの絵が貼られていました。いったい誰を護っているのでしょう。


えもいわれぬ恐怖
 こうした場面の「映像」は観ていましたが、実際に自分が機動隊員に睨まれると、えもいわれぬ恐怖を感じてカメラを持つ手が震えました。座り込みをしていた人々は機動隊の車両と機動隊員に囲まれ、そこから出ることを許されません。
 車両の出入りが終わると隊員は退散し、人々は解放されて再び抗議行動が続けられました。これが毎日、何回も繰り返されます。
 隊員に羽交い締めにされていた高齢の男性は、「毎日虚しくなるよ」と深くため息をつき、「沖縄に住む我々は、ずっと癒されることがない。でも大勢の人が癒しを求めて沖縄にやって来る。基地を押し付けておいて癒されるだなんて、失礼だよ」と憤ります。
 抗議行動は非暴力を貫いていますが、これまでに何人も不当に拘留・逮捕されています。こうした人権侵害があるにもかかわらず、ほとんど全国報道されていません。
 「機動隊が恐くないですか」と日焼けした女性に聞くと、「本当に恐いのは、こうしたことが無視されていることよ」と、私の目をみて言いました。
 ハイジさんと呼ばれている男性は金網の前に立つ民間の警備員に向かい「祖国と呼んでいたあの国は なぜだかこの島放り出し アメリカよりも遠い国」と、涙を堪えて歌いました。


共謀罪が通れば…
 クバ笠をかぶった男性は「もし共謀罪法案が通れば、抗議をする前にしょっ引かれる。沈黙させられるだろう」と危惧します。
 札幌市内では連日、「共謀罪法案」の廃案を求めるデモがおこなわれ、多くの道民医連職員も参加しています。そのことや連帯の気持ちを辺野古でたたかうみなさんに伝えました。
 オスプレイを初めて見ました。バタバタという音だけでなく、振動する空気に叩かれるような痛みを感じます。映像で観ることと体験することは大きく違うと感じました。沖縄のたたかいに、一人でも多くの人が触れてほしいと願います。

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