ムーヴメント

沖縄・辺野古支援行動 参加レポート

2017年6月22日

激しい対立に緊張 「逮捕されるかも」

札幌歯科診療所 事務長 植松 恵美さん

 沖縄・辺野古に基地を作らせない運動は、学習会や映像などで辺野古の状況を理解していると思っていました。しかし、これほどのことが起きているとは理解していませんでした。
 支援行動に向かうバスの中で、「先々週から機動隊の隊長が変わり、過激になっています」と沖縄県連の方が言いました。配られた紙に、行動の意義とともにトラブルに巻き込まれないための注意点が書かれてあり、少し緊張しました。
 辺野古の基地建設が進められているキャンプ・シュワブゲートでは、毎日、ダンプなどの工事車両が出入りする9時、12時、15時頃に座り込み、その人々を機動隊が強制排除しています。
 ゲート前に着くと、すでに機動隊と県民が激しく対立しあっていました。これまで映像でしか見たことがない光景が現実に、目の前にあります。私はどうしたら良いのか分かりませんでした。機動隊に少しでも手が当たれば公務執行妨害で逮捕されるかも知れないと思い、ぞっとしました。


命がけの攻防
 アスファルトに座っていた県民が大勢の機動隊員によって「ごぼう抜き」にされ、ゲートの脇に運ばれていきました。座り込みをしている人がゲート前からいなくなるとトラックが何十台も連なってやって来ました。多いときで150台ほどが出入りするといいます。
 工事の不当性を訴えながらトラックの前に立ちはだかる人もいます。こうした攻防に、私はただその姿を見ることしかできませんでした。怖くても立ち向かう姿や、一人ひとりの思いがこもった叫び、県民の熱量を肌で感じました。まさに命がけの状況です。私は悲しいのか怒りなのか、悔しいのか、何とも言えない思いが込み上げてきました。
 県民を排除している機動隊員もまた、同じ人間なのです。そのことを考えるといたたまれなくなりました。


忘れてはいけない
 ゲート前の座り込みは私たちが参加した日で1075日、テント村は4806日、それは今日も続いています。「日本はどこへ向かっているのか?沖縄はどうすべきか」そんな言葉がゲート前に置かれていました。 私たちはいま起きている問題を知り、深く考えなければならないと思います。これは遠いどこかの国の出来事ではなく、自分たちに関係のない事ではなく、私たちの国で、政府がおこなっている事なのですから。
 私たちにできる事は何なのか、本当の平和とは何なのか。今いる場所から考え、自分自身に問い続け、行動し続けなければならないと感じました。
 北海道民医連からは私を含め5人が参加し、各県連からも多くの職員が参加しました。それぞれが職場に戻り、多くの人に伝えると思います。でも、しばらくして普段の日常に戻ってしまうと、思い出すことが少なくなってしまうかもしれません。だからこそ今回感じた気持ちを忘れないようにして、また誰かに伝え続けていきたい。今も諦めずにたたかう沖縄の人たちのために、いま自分ができる身近な事からはじめたいと思います。

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