ムーヴメント
「保険で良い歯科医療を」職員が街頭で署名宣伝
2017年7月27日
7月22日、勤医協歯科は札幌チカホで「保険で良い歯科医療を求める署名」を呼びかけ、無料相談と口臭チェックをおこないました。歯科医師6人はじめ、歯科衛生士や事務職員26人が参加しました。
「歯茎が下がっている」「しばらく治療に行っていない」「歯周病が気になる」
チカホの一角に設けられた歯科相談コーナーに、買い物中の通行人が次々に訪れます。
相談を受けた医師は「歯周病ありますね、早めに歯科に行った方がいいですよ」などとアドバイス。「自分の口臭が気になって、半年に一度は歯科にかかっています」という人に歯科衛生士が器械で口臭を測りました。「過剰な歯磨きは良くないって聞いたけど、本当はどうなのかしら?」という女性には「歯茎は力を抜いて磨いた方がいいですよ」などとアドバイスしました。
職員が「保険で良い歯科医療」署名を呼びかけると、「入れ歯を直しただけで高かった」「家族が月に1回ずつ通院すると何万円もかかって困る」「入れ歯に何十万もかかったばかりだから署名するわ」など対話になり、4時間の行動で200筆が寄せられました。
今春入職した事務の石崎龍之介さんは「高齢者は1割負担だけど若い人は3割負担。とても高額になる治療もあり、『お金がないから今月は行けない』という患者さんもいます。治療を我慢しなければならないほどの負担がかかっているのはおかしい」と話します。
相談対応した勤医協歯科の西田徹理事長(歯科医師)は、「口の健康を守ることは全身の健康づくり、慢性疾患などの予防になることが最近は広く浸透しているように感じます。これからも知らせる活動を続けて、医療や介護分野と連携を強めてより良くしていきたい」と話しました。