ムーヴメント

「助ける」を考えた

2017年9月14日

2日間学んで楽しく交流
全道青年ジャンボリーin 道北



 「一人ぼっちの青年をなくそう」をスローガンに、年に1度開かれている「全道ジャンボリー」。今年は9月9~10日に旭川市内でおこなわれ、民医連の青年職員100人が参加。学習や班討論、ゲームなどで交流を深めました。(渋谷真樹・県連事務局)



 今回のテーマは「HELP!」。道北ジャンボリー事務局長の柴田恭宏さん(旭川北医院・事務)は、「人を助けることは勇気がいるし、実際に何をしたらいいのだろうと悩むことも多い。全道の仲間たちと『助けること』についてしっかりと考えたい」と話します。ジャンボリーで「全道の仲間たちと協力して困難な人を助けられるようになる」などを目標に、学習講演と事例紹介を聞いてそれぞれの職場の経験を出し合い、「自分たちに何ができるか」を考える企画です。
 全道各地からバスで駆けつけた青年たちは移動の疲れもあって緊張していましたが、ゲームなどで交流するとすぐに笑顔をみせました。


貧困をHELP
 会場となった旭川市は、医療費の支払いが困難な方を対象にした無料低額診療制度(無低)利用者の調剤薬局での薬代を助成しています。助成に至るまでの運動について、民医連創設の歴史を交えながら道北勤医協友の会連合会の上ヶ嶋哲雄会長が講演で紹介しました。2009年に十勝で孤独死があったことをきっかけに、柳町医院の職員が地域訪問に出かけたとりくみを全道に広めた経緯を話し、「将来を担う若いみなさんが地域に出て、まちの人や家族や同僚の悩みを聞いて、いっしょに声をあげていきましょう」と呼びかけました。
 参加者から「これまで何のために地域訪問をやるのか分からなかったが、よくわかった」「民医連の歴史を知り、職場での訪問行動に参加したいと思った」「無低を初めて知った。地域の人に伝えていきたい」などの声が寄せられました。


地域医療をHELP
 つづいて、今回の実行委員長として参加している宗谷医院の熊田肇副院長が講演。稚内市の地域医療を守ろうと宗谷医院友の会と住民が「地域医療を考える稚内市民会議」を立ち上げた経験などを紹介しました。
 「『医師不足で忙しいからこそ連携が大切』という言葉が印象的だった」「普段は聞く機会のない医師の話を聞くことができて良かった」「地方診療所に転勤になったときに活かしたい」「市民が病院や診療所を支えていると知り驚いた」と感想が寄せられました。
 大交流会は班対抗のゲームで楽しみ、お互いの職場の状況や「恋の話」などで盛りあがりました。
 2日目は、糖尿病で失明した患者さんの事例を実行委員による演技で紹介。どのように支えたらいいのかを討論しました。
 2日間を通して、「初参加なので緊張していたけれど、同じ班の人だけでなくたくさんの人と仲良くなれてよかった」などの感想がたくさん寄せられました。

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