ムーヴメント

戻るに戻れないまち

2017年12月7日

福島被災地視察・支援連帯行動

福島被災地視察・支援連帯行動

放射線量を計測してもらう杉山さん

 11月24~26日におこなわれた全日本民医連第9回福島被災地視察・支援連帯行動に、苫小牧ひまわり薬局の杉山達哉さんが参加しました。報告を紹介します。


 復興の様子や被災地の実態は、実際に行かなければわかりませんでした。特に印象に残ったことは、楢葉町にある地域生活支援センター「結いの里」でおこなった帰還住民の方との懇談会です。震災前は8千人が暮らしていた楢葉町。2015年9月に避難指示が解除されましたが、多くが避難先から戻れず、現在は1900人ほどしか住んでいません。120人近くいた結いの里の利用者も今は3人しかいません。
 町に戻ったとしても、医療機関が少なく適切な治療を受けることが困難です。今春、小中学校が再開されましたが、生徒数が少ないため今後も継続できるかどうかわかりません。働き口も少なく、生活面での不安が大きいといいます。
 それでもなんとか帰還した住民たちは、「原発が原因で避難したのに、国や東電は全ての責任を住民に押しつけている」「せっかく自宅に戻ったのに知り合いがいない。まるで浦島太郎になったようだ」と訴えていました。
 震災から6年8ヶ月が過ぎたにも関わらず復興が進んでいませんでした。原発は大きな悪影響を及ぼすことを再確認しました。今回学んだことを多くの方に伝えるのが視察者の役割です。少しでも被災地の現状を知っていただきたいと思います。



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