ムーヴメント

やってみたら楽しかった うたと笑顔のひととき

2018年4月12日

小樽に新名所⁉
くつろぎ食堂ぽぽろ

意外と難しい「ふまねっと」に挑戦

 歌声に川柳、そして笑い声…。文学のまち小樽に、文化的な音が聞こえます。地域の交流の場として月に1度開かれる「くつろぎ食堂ぽぽろ」は、誕生して1年を迎えました。友の会員が中心に準備・運営しています。12回目の3月16日、地域から50人が集まって楽しみました。(渋谷真樹・県連事務局)


 初めて参加したという63の女性は、認知症の母親に届いていた「友の会新聞」を解約しようと開封すると、楽しげに談笑している高齢者の写真が目にとまりました。「私には関係ないと思ったけど、よく考えたら私も高齢者。誰にも会わない日も多くなってきたし、試しに参加してみたの」といいます。
 毎回、さまざまなテーマで学習をおこなっています。今回は元看護職員の中島麗子さんが、認知症と物忘れの違いを説明し、認知症の診断方法や利用できる制度を紹介しました。参加者は、「近所に認知症かもしれない人がいるので家族に教えたい」と話しました。


春の料理に花咲かせ
 いよいよ楽しみにしていた昼食は、ちらし寿司に菜の花の煮浸しなど、桃の節句をイメージした料理が皿を彩ります。毎回友の会のボランティアさんが準備し、冬には鱈、春には山菜など、季節の材料を使います。「本当においしい。一人だから手の込んだ料理を作らないの。助かるわ」と笑顔をみせる女性も。


「ことば遊び楽しい」
 食事の後は、ことば遊びの会、ふまねっと、歌の会があり、それぞれの体調や興味にあわせて参加します。歌のグループは、「ふるさと」「函館の女」などを歌いました。
 俳句や都々逸などをつくる「ことば遊び」に参加した82の男性は、「短歌なんか書いたことなかったけど、やってみたら考えるのが楽しくてね。知らなかったらつまらない人生を送っていたかも。いろいろな人と話ができて嬉しいよ」と笑顔をみせ、一句披露します。「減塩の誓いが勝りラーメンの 残したスープ恨めしく見る」。
 地域で孤立していた高齢の男性を友の会員が訪問し、受診につなげた経験が「ぽぽろ食堂」を始めるきっかけでした。おたる健康友の会会長の古澤勝則さんは、「地域の人からの情報がなかったら孤立死していたかもしれない。孤立を防ぐために、大勢の人が交流できる『居場所』をつくりたかった」といいます。
 「楽しい」と評判が口コミで広がり、毎回参加者が増えています。

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